東京都の小池百合子知事(69)は18日、第2回都議会臨時会に出席し、24日に開幕を迎える東京パラリンピックの成功を誓った。「東京2020大会のバトンはパラリンピックにつながります。無限の可能性を秘めてたパラリンピアンの放つ大いなる輝きは、コロナ禍という困難に立ち向かう我々に計り知れない勇気を与えてくれるものと確信している。安全安心な大会運営を最優先に、組織委員会や国、関係自治体などと連携し、パラリンピックも必ずや成功へと導く」と決意した。

8日閉幕の東京五輪についても「未曽有の難局の中、歴史に残る祭典を成し遂げたことは、東京、そして我が国が持つ底力を示したものと言える」と自画自賛した。

大会組織委員会はこの日、東京パラリンピック関連のコロナ陽性者を18人と発表。オリンピック関連の544人と合わせ、計602人となった。都内では感染した親子3人が自宅療養中、40代の母親が死亡したことも報告されている。パラリンピックは全会場無観客となったが、東京、埼玉、千葉、静岡の1都3県で、小中高生が会場で観戦する「学校連携観戦プログラム」は実施する方向。小池氏は議会で「パラスポーツを通じて分かち合う感動、多様性を認め合い、あらゆる違いを超えた、真の共生社会実現に繋がっていく」とあらためて推奨した。