24日に開幕する東京パラリンピックのゴールボール男子と女子日本代表選手が23日、本番の会場となる千葉・幕張メッセで合同練習を行った。

日本選手団副主将を務める浦田理恵(44)は「素晴らしいコートを準備していただき、わくわくするような感覚がありました。けがもなく、コンディションも徐々にいい感じに上がってきています」と手応えを口にした。目標は「金メダル獲得です」とし、「しっかり結果を出すことを意識しながら、日本選手団にもいい追い風を吹かせられたら」と意気込んだ。

無観客での開催についても言及した。浦田は「たくさんの方々に応援いただけると、選手の力になりますが、コロナ禍で、さらに落ち着かない状況なので、致し方ないかなというのが正直なところ」と率直な心境を明かした。その上で「静かに応援いただく競技なので、逆に無観客を生かしたい。ベンチからの声が届きやすいし、ボールの音も聞こえやすい。オンラインでもしっかり伝わるようなプレーをしたい」と前向きに話した。

男子キャプテンの川嶋悠太(26)は「当日、また音の聞こえ方が変わってくる。皆、経験があるので、うまく調整してくれると思います」と話した。