公募で選ばれた和合由依さん(13)が主人公を務め上げた。東京五輪・パラリンピック組織委員会の担当者は「(和合さんは)戻ってきたら、号泣していました」と明かした。

先天性の羊膜索症候群、関節拘縮症による上肢下肢の機能障がいがある和合さんは、日本選手団の入場行進が終わった後に登場した「片翼の小さな飛行機」の物語に登場。演技未経験ながら多彩な表情を見せ、難しい役柄を全うした。

組織委の担当者は「(和合さんは)出番を終えたキャストさんたちに囲まれて、おえつをするほどでした。泣いている由依ちゃんにお父さんが抱きしめているシーンもありました」と、開会式で見せた13歳の活躍をたたえていた。