パラリンピック6度目の出場となる成田真由美(51=横浜サクラ)が、自身の今大会最終レースとなる女子50メートル背泳ぎで決勝進出を決めた。

予選1組で49秒72の同組4番目でフィニッシュ。同2組のイタリア人選手と同タイムで全体の8番目で並び、上位8選手による決勝進出をかけた2人だけレースを行う「スイムオフ」で残り1枠を決定する予定だったが、実施されずに成田が決勝に進むことが、午前中の全予選終了後に発表された。大会関係者は「相手選手が辞退したのだとは思うのですが…」と話したが、理由の詳細は発表されていない。

成田の今大会は、ここまで3種目に出場。すべて9位で決勝進出を逃していた。

96年アトランタ大会以降、00年シドニー、04年アテネ、08年北京、16年リオデジャネイロに出場。金メダル15個を含む計20個のメダルを獲得した。パラリンピック出場は今大会限りで最後となることを示唆しており、夜に実施される決勝で上位進出に挑む。