女子走り幅跳び(切断などT63)で日本勢はメダルに届かなかった。

19年世界選手権銅メダルの兎沢朋美(22=富士通)は4メートル39の4位。6回中4回がファウルと踏み切りに苦しんだ。最終6回目は成功も、遠い位置からのジャンプとなり、理想型には遠く、表彰台には62センチ及ばず。6月には自身のアジア記録を更新する4メートル57をマークし、事前合宿も好調だっただけに「心の弱さが完全に出た」と声を詰まらせた。

前回大会4位の前川楓(23=新日本住設)は4メートル23の5位。なじみの美容師に「カラフルにおすすめで」と頼んだレインボーカラーの髪で大舞台を戦い「めっちゃ緊張したけど、だんだん楽しめた」と笑顔だった。優勝記録は5メートル28の世界新だった。