デビュー18年目の黒岩明(40=川口)が、悲願のSG初優出を果たした。

 準決10Rは3番手スタートから3周3角で先行した2車を一気に抜き去った。荒尾聡の追いには屈したが2着を確保した。

 「いままで迷惑をかけてきたので気持ちを込めて走った。もう夢みたい。初めての10周戦は緊張しないように…。今日の走りをすればチャンスはあると思う」。黒岩は男泣きしながら言葉を振り絞った。