日刊スポーツ新聞社制定「第36回競輪年間三賞」は新型コロナウイルス感染対策のため、今年も表彰式は行われなかったため、ガールズ最優秀選手賞の柳原真緒(25=福井)が受賞メッセージを寄せた。

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ガールズ最優秀選手賞を受賞した柳原真緒は、緊張の面持ちで口を開いた。初出場だった22年ガールズGP制覇を振り返り「GPはアクシデントもあったが、自分が走りたいようにレース展開は持っていけた」と満足げに語っていた。

昨年はコレクション初優勝もあり、まさに飛躍の年になった。「GPを決められるまでは、普通開催で11(2)の連続。決勝でやっと勝ち切れるようになった」と、成長を実感した。「決勝でのオッズが1倍台」と苦笑いするが、20日現在ですでに4場所走って3度優勝。女王にふさわしい成績を残している。

頂点こそ極めたが、満足はしていない。「レースの内容も足も、まだ強い人がいる。まだ上がいると思って、チャレンジャー精神で頑張る。G1の優勝でGPを確定させたい」。ガールズ新時代の女王として、今年も迷わず突き進む。