J2新潟は7月30日のアウェー長崎戦に2-2で引き分けた。気温30度近い暑さの中、相手の終盤の猛攻をしのぎ、4位チームから貴重な勝ち点1を上積みした。これで今季の長距離移動を伴う中国・四国、九州・沖縄でのアウェー戦は終了。計7試合3勝4分けの無敗で乗りきった。

最近はけが人が増え、思うように勝ち点を伸ばせていない。長崎戦でも一時、逆転に成功したものの、後半14分にPKで追いつかれた。それでも松橋監督は「後半の頭でゲームをひっくり返すタフな部分は見せることができた。その後の失点はもったいなかったが、選手のパフォーマンスに自分としては満足している」と話した。勝ちきることはできなかったが、今季初の連敗は免れた。

全国的に新型コロナウイルス感染再拡大が続く中、8月の4試合はホーム、栃木、ホーム、岩手と転戦し、9月の5試合はアウェー甲府戦を挟んで2度のホーム2連戦となる。勝負の9月以降に長崎、琉球、熊本など長距離移動のアウェー戦を残す首位横浜FCと比べて有利な日程か。コンディションを整えながら着実に勝ち点3を積み重ねたい。【石川秀和】