日本代表DF山中亮輔(25=横浜F.マリノス)が代表初先発初出場でうれしい初ゴールを挙げた。開始早々の2分、FW杉本のパスに対し左サイドを駆け上がり、ダイレクトで左足を振り抜いた。ボールはポストに当たり、ゴールに吸い込まれた。

待ちに待ったピッチに立った。U-16から年代別代表に名を連ねるも、主力として予選を戦っていた16年リオ五輪は大会直前の負傷で出場を逃すなど、世界大会への出場には恵まれなかった。一方で、同じリオ五輪世代のMF遠藤らはA代表に定着。9月に森保ジャパンが発足してからはMF南野、中島らもブレークした。同世代の活躍する姿に触発され、自身も今季は所属する横浜でDFながら4得点8アシストとキャリアハイの数字をマーク。攻撃的な左サイドバック(SB)として活躍し、ついにA代表として日の丸の舞台に戻ってきた。

山中は記念すべき一戦を前に「チャンスをものにできるように。結果を残して生き残りたい」と意気込んでいた。その言葉通り、この日は積極的なオーバーラップなどで持ち味をアピール。同じ左SBのDF長友佑都が負傷離脱している中で、1月に迫るアジア杯のメンバー入りも猛アピールした。