日本代表と東京オリンピック(五輪)世代のU-22(22歳以下)を兼任する森保一監督(50)が視察した。

東京ヴェルディは東京五輪世代で臨んだ18年のトゥーロン国際大会に出場したMF井上潮音(21)や、同8月のアジア大会に出場したMF渡辺皓太(20)、U-20日本代表MF藤本寛也(19)ら年代別代表経験者が多く先発に名を連ねた。

試合後に取材に応じた森保監督は「これまで招集させてもらっている選手もいますし、東京五輪にむけての選手のスカウティングと、より多くの試合を見るという考えのもと、今日も見させてもらいました。ロシアW杯でも仕事をさせてもらったテグさん(長崎の手倉森監督)も頑張っておられますし、スタッフとのコミュニケーションも、Jクラブの方々とのコミュニケーションもとれてよかったと思います」と視察を振り返った。

7日には今月下旬から始まるU-20W杯ポーランド大会に臨むメンバー発表を行い、6月1日からは東京五輪世代で臨むトゥーロン国際大会も控える。6月5日と9日にはA代表の国際親善試合、そして同14日からは南米選手権と、各カテゴリーで国際大会がめじろ押しとなっている。各大会の選手選考については「選手のことを考えて、どの大会でプレーしてもらった方が一番適しているのか、成長につながるのかということは考えて意見を出し合って、日本サッカー界の宝である選手たちを少しでも伸ばしていけるような経験をしてもらえるような環境作りはスタッフと話していきたい」と話した。

6月上旬の国際親善試合と南米選手権は、それぞれで選出する選手を分けて臨むプランも明かし「全てが別になるかわからないですけど、それぐらいの考えを持ってやらないといけない」と話した。