サッカーの国際大会が新型コロナウイルスの影響で2021年に集中した。

現時点では男女全ての年代別世界大会が開催される予定で、同一年に全カテゴリーの大会が行われることになれば初のケースとなる。

国際サッカー連盟(FIFA)は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により日本が2連覇を狙うU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)コスタリカ・パナマ大会を今年8月から来年1月20日~2月6日に延期すると発表した。

日本が3大会ぶりの優勝を目指すU-17(17歳以下)女子W杯インド大会も今年11月から来年2月17日~3月7日に変更。両大会とも出場資格は従来通りとなる。女子の年代別W杯はこれまで偶数年に開催されていた。

奇数年は男子の年代別W杯が開催されており、2021年はU-17W杯ペルー大会とU-20W杯インドネシア大会(ともに開催月未発表)が予定されている。1年延期された東京五輪の男子U-23(23歳以下)も含め、全ての年代別世界大会が来年に集中する。

FIFAはフットサルW杯リトアニア大会も1年の延期を決定。来年9月12日~10月3日に変更されたが、ビーチサッカーのW杯ロシア大会も来年の開催予定となっている。

また、欧州サッカー連盟(UEFA)は今夏に予定していた欧州選手権の1年延期を既に発表。新日程は来年6月11日~7月11日の予定で、南米選手権も同じく1年延期され、来年の同時期に開催される。2022年W杯カタール大会の予選も本格化するだけに、2021年のサッカー界は忙しくなりそうだ。