北海道コンサドーレ札幌DF田中駿汰(23)が19日、東京五輪世代のU-24日本代表に選出された。U-24アルゼンチン代表との国際親善試合(26日味スタ、29日ミクスタ)に臨む国内外23人が発表され、メンバー入りした。昨年12月に千葉県内で行われた候補合宿に続く招集。20年1月のU-23アジア選手権(タイ)以来の代表戦へ「貴重な機会で、すごい久しぶりの試合。自分としては楽しみ」と声を弾ませた。

五輪まで約4カ月。本番でのメンバー入りをたぐり寄せるためにも、アピールが求められる。「自分の特長をしっかり出さないと生き残っていけない。しっかりピッチの上で結果として出していきたい」と気を引き締める。札幌ではDFとして主に3バック右でプレーするが、MF登録の代表ではボランチでの起用が多い。「どのポジションでも自分はできると思う」と、自信を持ってぶつかっていく。

1年間の成長を見せる。ルーキーイヤーの昨季は札幌で31試合2得点と主力として戦い続けた。今季も開幕からリーグ戦全4試合フル出場中。「1年間積み上げてきたものを、強豪国相手にどのくらい通用するか試せるいい機会」と捉える。22日からスタートする代表合宿前最後の20日ホーム神戸戦(札幌ドーム)に向け「チームの勝利に貢献したい」。白星を飾って代表活動へ参加するつもりだ。【保坂果那】