6月に国際親善試合2試合を行うU-24日本代表に招集された、横浜F・マリノスFW前田大然(23)が21日、オンライン取材に応じた。

東京五輪メンバー18人の発表前、最後の対外試合となる。FWでは前田のほか林(鳥栖)上田(鹿島)田川(東京)が招集されており、18人の枠をかけた熾烈(しれつ)な争いが待ち受ける。「FWなので、ゴールを取らないと残れない。他の選手にないものを持っていると思うので、チームのために、という思いでやりたい」と、ラストサバイバルに向けた意気込みを語った。

前田は今季リーグ戦8得点と、U-24代表FW4人の中で最もゴールを決めている。シーズン序盤は1トップでの出場が目立ったが、このところは左ウイングでの起用が多い。自慢のスピードを生かしたスプリントで、相手DFの裏に抜ける動きやボール保持者にプレッシャーをかける動きを繰り返し、攻守両面において欠かせない存在となっている。

6月の活動では、5日にU-24ガーナ代表と、12日にはジャマイカ代表と対戦する。「体をぶつけられたら相手のほうが強いと思うけど、アジリティー(俊敏性)や一瞬のスピードではついてこられないと思う」と、自身の特徴を生かしたアピールを誓った。