サッカー日本代表MF南野拓実(26=リバプール)が6日、オンライン取材に対応した。日本代表は、7日(日本時間8日未明)に行われるワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦(ジッダ)に臨む。南野の一問一答は、以下の通り。

-けがもあって、前回は悔しい代表活動だったが?

南野 前回は、けがの影響でチームの力になれなかったのは悔しくて。今回は重要な2戦にフィットして、勝利に貢献できるよう、いい準備をしたい。

-クラブでは、リーグ戦でチャンスが巡ってこない。一方でカップ戦では、結果を残している。状況は?

南野 個人的には、リーグ戦は出場機会なくて、不安に思っている人もいるかもしれないけど、個人的には問題ないと思っていて。前回けがして、ここでいいコンディションでいられるように準備はしてきた。置かれている状況の中で100%の力は出してきた。問題はないと思う。

-前回のけがで、離脱したのはいい判断だったと思うが?

南野 正直言うと、僕の気持ちとしては、多少、けがの状態もありましたが、次の試合に出るつもりで、カタールには行った。代表のドクター、チームのドクターが話し合った中で、どちらかと言うと、チームが止めたという感じ。もし僕が決めるなら、無理しても出ていた。帰ってからチームでも連戦があるという状況なので、チームが無理させたくなかったのでは

-南野選手がチームトップのゴールをマーク。責任、誇りはどう生かすか?

南野 森保監督になってから、長くこのチームでプレーしているので、責任感とか、感じていますし、最終予選で、チームの力になりたい。チームを引っ張りたいと思うので、その中で、この2戦は非常に重要かなと思います。

-試合に出ていないことに対して、「不安に思っている人もいるかもしれないけど、個人的には問題ないと」と言っていた。根拠は?

南野 カップ戦に90分出た試合の時も、ゴールの感覚であったり、90分通してプレーできることは証明できたし、コンスタントに試合に出続けることが重要かもしれないけど、試合に出続けている選手よりも、いいコンディションで来れているのはある。疲労度は問題ないし、自分のフィーリングの部分というか、モチベーションかな。具体的に言うのは、難しいけど。

-サウジに対して?

南野 多分、予想通り、ボールを保持して彼らの戦いでやってくる。どうボールを奪うか、いい形でボールを奪って、攻撃につなげる。僕たちの鍵になるし、セカンドボールを拾えるかどうか。

-攻略のイメージは?

南野 まだ分析していないので、あれですけど、なるべく相手が高い位置を取って、プレーしている時は、うまく受け渡して、狙える位置でボールを奪えるようにするとか、そういう部分が必要になるかなと。

-中国戦を見て、2列目の選手を見て刺激になったことは?

南野 あの試合は、一方的にボールを支配していて、今回のサウジ、オーストラリアは違う試合展開になる。ライン間で受けるとか、横に広げるとか、揺さぶりながらとか見ていた。クロスに対して、2、3人目が入ってもいいかなと思ったり。

-点へのこだわり

南野 チームに貢献することが、求められていることだと思うし、今回は何が何でも勝ち点3を取らないと、2戦とも勝たないと、次につながらない。そのために全力でプレーしたい。

-意気込みは?

南野 点を取って、勝利できればいいけど、そうなれば、理想だけど、そればっかりを狙っている訳ではない。重要な1戦。自分のゴールより、チームの勝利の方が大事。

-この2試合の位置付けは?

南野 このグループの中で、ライバルの2チームと思っている。前半戦の1つのヤマ場と感じている。アウェーの中でのサウジ、日本代表の歴史の中でも不気味な雰囲気のある難しい試合になると思っている。でも、どんな形でも勝利につなげて、次につなげられれば。