日本代表の主将でDF吉田麻也(32=サンプドリア)が10日、11日のアウェー・ベトナム戦に向けオンライン取材に応じ、機内で24時間缶詰めになった舞台裏を明かした。
当初、吉田を含めた欧州組11人は、オランダからチャーター機で9日午前にハノイに到着する予定だったが、ロシアでの給油トラブルがあり約10時間足止め。予定より12時間遅い9日午後11時に到着した。全員の新型コロナウイルスの陰性が確認され、この日に1日だけ練習をし、11日の本番に挑む。
吉田の一問一答は以下の通り。
-長旅大変。ドキュメントを
吉田 朝一番でアムステルダムに行って、ホテルで待機して、みんな集まるのを待って、アムステルダムからみんなで行こうと。ロシアでトラブルがあって。そこでどうかな。9~10時間ぐらいストップした。そこからフライトとしてベトナムに入ったので、大体、24時間ぐらい機内にいたと。とてもいい経験になりました。
-ロシアで機内から出られなかったのか
吉田 そうですね。出たいと言ったのですが。ビザがないから降りられないと。機内に残りました。
-旅慣れた選手たちばかりだが、結構な空気感、体も動かしたいとか、制限がある中でどう心身過ごしていたのか
吉田 まずはフィジカル的にはおのおの、ストレッチしたり。ストレッチが特に、一番多かった。ストレッチができるスペースがあったので。カードゲームやったり話したり。なかなか、代表選手が集まって、隔離がある中で、練習しかできなくて。練習少しで試合の状態が続いていたので、しっかり話す機会が少なかったのでいい機会になったかな。こういう経験を絶対にしておいた方が、後々役に立つと思っている。
-貴重な機会で、サッカーの話とか、チームの話は?
吉田 そんなに。おのおのの所属チームの状況、コンディション話をして。うちは勝ててないとか。僕もそうですが、結構、欧州リーグで日本人選手のチームを見たりするので「この選手はこうだね」とか話した。代表に関しては、暑さ、湿気、暑熱対策の話が主。特に戦術的な話はあまり。もちろん、僕は川島選手とチームの話はしましたけど、チームだけでなく、日本のサッカーのことは常に話しているので。僕にとっては貴重な時間になっています。
-理屈ではなく明日試合がやってくる。暑さもあるなかでどう戦うか
吉田 外部からの影響だったり、環境の変化は1回、遮断して、自分たちはやるべきことに集中して、まずはベトナム戦に勝利することが一番のテーマですし、いい経験。アクシデントの経験はすべて、明日勝ってこそ「いい経験になった」と思えるし、数年後に笑って話せる。とにもかくにも明日勝たないと。まずは試合に集中して、外部のことに気を散らさないようにして、今日の練習は1回しかないので集中力を高めてやらないといけない。明日の試合ももちろん、ピッチ内でもいろんなことが起こりうる。準備して、精神的な準備は求められると思います。
-初めての経験だと思うが、1回しかない練習、どう臨んでいくか
吉田 幸い、コンスタントに代表活動が行われている。9、10、11月と期間はそんなに離れていないので。ものすごく、自分たちの(所属)チームとのギャップが出来るとは思っていない。特に、自チームでも試合に多く出ているので。個人的にもコンディションの部分で不安はない。それ以外の精神的な準備が求められると思っている。今日、頭切り替えて、練習の1発目からやっていかないといけない。東南アジアと試合やるときはハプニングを想定していた。2次予選もそうだった。ある程度、うまくいかないのは来る前から想像はしていたが、もちろん。想像以上ではありましたが、ある意味想定内で。それも踏まえて、東南アジアのアウェー遠征だなと。若い選手にとって確実にいい経験になるし。いい経験だったと言えるためには明日勝たないと。
-得点を取って勝つことが大事。勝つためのポイント
オーストラリアだったり、他のチームを分析する中で、ベトナムは決して悪いチームではないと思う。アジリティーが高くてテクニカルな選手が多くいる。まずはアウェーということで、彼らを勢いに乗らせてはいけない。試合の入りは十分気を付けて入らないといけない。どの試合もそうだが、先制点を与えないことが非常に大事。点が取れないときに、もちろん、後ろが我慢するのは当たり前だが、慎重にリスクを軽減しながら試合を運んでいきたい。その中で点はね。点を取ることが一番、サッカーで難しいので。まあ、取れるでしょう(笑い)。
-吉田選手のリスタートのヘディングがカギ
全体として、セットプレーの点が少ないのは2次予選からそうだが課題の1つでもある。自チーム、サンプドリアではいい形から入っている。得点のにおいも感じてはいるので。僕だけではないが、ベトナムより高さがある。そこのウイークポイントをつければいいかなと。

