日本代表候補合宿に参加中のFW鈴木唯人(20=清水エスパルス)が19日、オンライン取材に応じ、判断のスピードの向上を掲げた。パリ五輪世代で、追加招集でたどりついたA代表の舞台。「少なからず、1日目の練習からボールに関わり続けて、多少なじめてプレーできている。この2日で慣れたことを残りの3日で自分の特長、結果を残すことが一番」と話した。

中でも所属チームと格段に違ったのは、スピード感だった。森保一監督からも「次のプレーの予測、考えていたイメージに対して相手が来たときに変えられるか。そこで技術を発揮できるかが大事」とアドバイスを受けた。「考える頭のスピードの速さが違った。ただ、それに慣れればできる。判断、次のプレーの選択肢を常に考えることによって次に進めると感じている。その中でいかに、自分の技術が伴うかを感じている」と話した。

追加招集だが、W杯を目指す気持ちは強い。「吸収して帰るより、ここにいるからには最終予選をねらっていくのは当然。その中で1日1日、起きた出来事を考えながら変化につなげる合宿にできれば」と意識は高かった。