川崎Fの司令塔、MF中村憲剛(35)が早期復帰へ視界良好だ。

 16日、神奈川・川崎市内の練習場で屋外でのウオーキングに加え、軽いジョギングを開始。9日の名古屋戦で相手から悪質なファウルを受け、右足関節捻挫、長母趾(ちょうぼし)伸筋挫傷、長趾(ちょうし)伸筋挫傷で復帰まで3~4週間と診断されていたが「自分でもビックリしてます。いい意味で(復帰時期が)よめなくなってきました」と話した。

 この日は当初、ウオーキングだけの予定だったが、トレーナーから「どう?」聞かれ「大丈夫そうですね」と答えたところ「ちょっとジョギングしようか」と走り始めたという。オフも返上した治療や復帰に向けての調整を行うつもりだ。9日の負傷直後、トレーナーがアイシングと圧迫の的確な初期治療を施し、その夜は一睡もせず自身でもアイシング、圧迫を繰り返していたことも奏功した。17日の磐田戦を最後に、MF大島と原川がリオデジャネイロ五輪へと旅立つだけに、中村のスピード回復は、チームの明るい材料になりそうだ。