J1仙台は31日、宮崎・延岡でJ2大分と練習試合(45分×3)を行い、合計3-3で引き分けた。1トップ候補の新加入FW平山相太(31)クリスラン(24)がともに出場を見合わせた中で、1トップで出場したFW西村拓真(20)は、“今季初得点”を挙げて猛アピールした。

 西村は2本目途中から出場した。交代直後からゴール前に果敢に飛び込み、積極的なプレーを見せた。3本目の9分に一時勝ち越しとなるゴールを決めた。1月25日の今季初実戦で無得点に終わった鬱憤(うっぷん)を晴らした。その後も、ボレーシュートや相手選手2人を引き連れてシュートを放つなど、ゴールを狙い続けた。「次につながる価値あるゲームだった。前3枚で出られないと意味がない」と、レギュラー獲得へ必死だった。

 渡辺晋監督(43)は、練習試合2戦連続ゴールを決めた新加入のFW石原直樹(32)とともに名を挙げて、「ストライカーはゴールを奪うのがアピール」と活躍を評価した。