なでしこリーグのマイナビ仙台レディースが31日、ユアテックスタジアム仙台で新加入記者会見を行った。

 今季から指揮を執る越後和男監督(51)のほか、常盤木学園高(宮城)を今春卒業するGK鈴木あぐり(18)、大体大で15年ユニバーシーアドで日本女子代表の銅メダル獲得に貢献したMF三橋真奈(22)、2年ぶりに復帰したMF入江未希(21)が顔をそろえた。

 入江は日ノ本学園高(兵庫)を卒業した3年前に仙台に入団。昨年、海外移籍を希望してドイツのザールブリュッケンに移籍し、再び杜(もり)の都にやって来た。日本とはスピードとパワーの違いを痛感し「個の力でどれだけ脅威になれるか。チームにとって結果に残るように頑張る」と、ドイツで培った経験を生かすつもりだ。

 越後監督の印象を問われると「怖いおじさんだと思いました」と言って周囲を笑わせたが「もっともっと強くなって、世界で通用する選手に」と夢を膨らませた。

 マイナビ仙台とチーム名を変えた最初のシーズンを迎える越後監督は「2つの目標を立てました。タイトルを取ること。2020年東京五輪へ向けて、代表選手を輩出すること。選手、スタッフが一丸になって戦う」と話した。

 今季から着用する新ユニホームもお披露目され、チームはその後、仙台市内で始動した。