Jリーグは7日、6月の月間MVPとして、J1は横浜F・マリノスDF中沢佑二(39)、J2は湘南ベルマーレGK秋元陽太(29)を選出したと発表した。ともに初受賞となった。

 中沢は守備の中心、チームの中心としてリーダーシップを発揮し、6月はチームを3戦無失点で全勝に導いた。また、6月25日の神戸戦では、浦和レッズMF阿部と並ぶ、フィールドプレーヤーとして歴代1位の139試合連続フル出場を記録(7月1日の大宮戦で140試合に記録を伸ばし、現在は歴代単独1位)。これらが総合的に評価されての受賞となった。

 中沢は「この賞を受賞できたことは大変うれしいですが、この結果は自分の力だけでなく、90分間しっかりと集中し身体を張ってくれているチームメートのおかげだと思っています。そしてまた、いつも応援してくださるファン、サポーターの皆さんの声援があったからだと思っています」とコメントした。

 秋元はビッグセーブを連発し、6月の4試合で3勝1分け、1失点という結果に貢献したことが高く評価された。「GKとして、飛んできたシュートをいかにセーブするかは大事なことですが、仲間と連携を取り、まずはピンチをつくらないこと、そして攻撃に良い形でつなげていくプレーが大事だと思っています」とコメントを寄せた。

 またこの日は6月の月間ベストゴールも発表され、セレッソ大阪MF山口蛍(26)が、6月25日のベガルタ仙台戦後半23分に挙げたゴールが選出された。相手DFのスライディングをジャンプでかわしながら、難しい体勢から豪快に決めたゴールだった。