左太もも前部の筋膜炎を抱える川崎フロンターレのエースFW小林悠(29)が29日のジュビロ磐田戦に出場することが濃厚になった。

 川崎Fは28日、神奈川・川崎市内で磐田戦に向け調整。小林は先週の北海道キャンプ中に痛みを発症した。26日までは部分合流だったが、27日からはフルメニューをこなし「痛みもちょっとずつ引いている。大丈夫」と意欲を見せた。

 対戦する磐田は5連勝で失点数の少なさもリーグトップと堅守が光る。だが、小林は「相手は自信を持ってやってくると思うけど、僕たちも攻撃力に自信を持っている。90分通して、慌てずに戦っていければ」と冷静だ。磐田のDF森下俊は元チームメートで、ポジション的に、2人が対峙(たいじ)する。小林は「駆け引きもあると思う。彼は対人も強いし楽しみ」と心待ちにしていた。