鹿島アントラーズが2-0でベガルタ仙台に勝ち、大岩剛監督就任後8戦負けなしとした。先月22日の国際親善試合ではスペインの強豪セビリアにも2-0で勝利するなど、天皇杯を含め11戦無敗となった。

 0-0の前半ロスタイム、FW土居聖真がMF中村充孝のスルーパスにゴール前に走り込むと、右足でシュート。4月1日の大宮アルディージャ戦以来、15戦ぶりとなる今季2点目となった。

 試合直前から濃くなり始めた霧も試合を左右した。前半25分、視界不良により、主審の判断でボールが白を基調としたものから、蛍光オレンジ色のカラーボールに取り換えられた。さらに、同28分に主審が試合を一時中断。時計を止めることなく約3分間、主審が運営スタッフと試合を続行できるかを話し合い、続行が決定した。後半16分からは約10分間、中断した。

 試合終了間際には途中出場のFW鈴木優磨が2試合連続となるゴールを決めてダメを押した。

 仙台は前半40分にMF奥埜博亮が右足でミドルシュートを放ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。前後半いずれもロスタイムの失点。鹿島とは対照的に、6戦未勝利となった。