最下位22位のザスパクサツ群馬は、首位湘南ベルマーレに完封負けした。
3-1で勝った5月28日のアビスパ福岡とのアウェー戦以降、2分け12敗と未勝利が続くことにサポーターが激怒し、森下仁志監督(44)や選手に説明を求める一幕があった。
群馬のゴール裏に、「練習してるの、ちゃんと?」、「あんなのじゃ(ゴール)入らないよ」、「森下監督、今日は説明してくれよ」とサポーターの怒りの声が飛び交った。一方で「選手は頑張っているぞ」となだめる声も出るなど、さまざまな感情が交錯するゴール裏に向かって、MF山岸祐也(23)が歩み寄り、拡声器を手に語りかけた。
山岸 こういう状況でも熱い応援、本当にありがとうございます。今、すごいチームがきつい状況で、この状況を変えられるのはピッチ上で戦っている選手…
そこまで言いかけた山岸に対しても「声が小さくて聞こえねぇんだよ!!」などと容赦ない罵声が飛んだ。一方で「ちゃんと話を聞けよ」と諭すサポーターもいた。山岸は再び拡声器を握ると「こういう状況だからこそ、選手、スタッフ、フロント、サポーターが一丸とならなきゃ打破できないと思うし、ピッチで戦わなきゃいけないことは選手も分かっています」などと呼び掛けた。
その後、森下監督と選手はスタンドに頭を下げてピッチを後にした。「(残留を)信じているぞ!!」、「選手は走っていた!!」、「頑張っていた」と励ましの声もスタンドから飛んだ。
21位のレノファ山口も大分トリニータに2-3で敗れたため勝ち点差は7のままだが、前節20位だったカマタマーレ讃岐がアウェーで18位ツェーゲン金沢に2-1で勝ち、5連勝で19位に浮上。勝ち点差は14にまで広がった。
山岸は試合後「立ち上がり20分まで、湘南がすごいパワーを持ってくるのは、ミーティングで仁志さん(監督)も言っていた。そこで2失点…試合前から言っていたところでやられたのはダメだった」と肩を落とした。ゴール裏でのサポーターとの対話については「今、思っていることを伝えました。サポーターから話を聞いて、気持ちをぶつけてくれたので、今、自分が思っていることは言わなければいけないと思ったので、素直に伝えました」と神妙な面持ちで振り返った。【村上幸将】



