首位湘南ベルマーレのJ1復帰は、次節以降に持ち越しとなった。アウェーで名古屋グランパスと対戦し、2-3で敗れた。湘南ベルマーレが今節で、J1自動昇格圏の2位以内を確定させるには、勝利と3位V・ファーレン長崎が敗れることの2つを同時に達成することが条件だったが、どちらもクリアできなかった。

 J2最多得点を誇る名古屋グランパスが得意とする、点の取り合いの展開となった。前半4分に早々と失点。FWガブリエル・シャビエルに、左サイドからのグラウンダーのクロスを左足でゴール右隅に流し込まれた。だがMF菊地俊介(26)が、前半27分に右サイドからのクロスを胸トラップから、同41分にはゴール前で相手DFを1人かわして、ともに右足で連続ゴール。逆転して折り返した。

 それでも後半5分に名古屋グランパスFWシモビッチに同点ゴールを許すと、その4分後にはFW玉田圭司に再逆転となる決勝点を決められた。湘南ベルマーレは13戦ぶりの黒星、名古屋グランパスは4連勝で4位キープとなった。