ジュビロ磐田MF川辺駿(22)が、リベンジの今季5点目を誓った。26日は、磐田ゆめりあサッカー場で29日のホーム横浜F・マリノス戦(エコパ)に向けて軽めの調整。前日25日の天皇杯準々決勝横浜戦(0-1)を振り返り、「もう惜しかったじゃダメ。決めなければいけない」と、語気を強めた。

 この試合には本来のボランチではなく、トップ下で先発した。チーム最多タイ3本のシュートを放つも不発に終わった。一方で、手応えもあった。前線で守備のスイッチ役となると、チーム全体が連動した守備からリズムをつかみ、シュート数でも横浜の10本に対して17本。負けはしたが、中3日で迎える横浜との再戦に向けて勝利へのヒントもつかんだ。同じトップ下で先発の可能性もあり、「前からかなり制限をかけられていたし、同じイメージで戦いたい」。

 横浜には4月8日のリーグ戦でも1-2で敗れている。同じ相手に3連敗はできない。雪辱に燃える川辺が、攻守でチームをけん引する。【前田和哉】