ホームのヴィッセル神戸はFW渡辺千真(31)のゴールで同点に追いついたが、後半に失点し、9位に順位を落とした。

 0-1の前半27分、DF三原からパスを受けた左サイドのFW渡辺がペナルティーエリア内に進入し、右足でゴールネットを揺らした。7試合ぶりに得点した渡辺は「まー(三原の愛称)がいいボールをくれたし、うまくターンして前を向けた」。だが、後半にサイドから崩されて、勝ち点を逃した。

 J1残留争いをしている広島に敗れた吉田監督は「広島の勢いや危機感を感じたけど、選手も戦う姿勢は見せた。(チャンスで)点が入れば違った展開になってた。紙一重の展開だった」。渡辺も「球際とか、やってきたことを出せなかったのが敗因」と反省していた。