セレッソ大阪がヴィッセル神戸と延長を含めた120分の激闘の末に逆転勝ちし、2003年度以来14大会ぶりの決勝進出を決めた。

 延長前半8分に決勝ゴールを決めたのが、途中出場のFW柿谷曜一朗主将(27)だ。ペナルティーエリア内でのハンドの反則で得たPK。右足で放ったシュートはGKキム・スンギュ(27)にセーブされたが、はじいたボールに頭から突っ込みゴールにねじ込んだ。「焦りましたけど、入ってよかった」。J1リーグ戦終了後、左足甲の痛みで別メニュー調整が続き、この日もベンチスタート。勝負どころで、さすがの働きをみせた。「全員で戦っていけた」という総力戦。最後はキャプテンがおいしいところを持って行った。