昨季リーグ優勝した川崎フロンターレの鬼木達監督(43)と主将のFW小林悠(30)が12日、等々力競技場でアジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ・上海上港(中国)戦(13日、等々力)の前日会見に出席した。昨年は準々決勝で浦和レッズにまさかの逆転負けを喫し涙をのんだ。指揮官は「悔しい思いをした。今年はACLをとるために頑張ろうと話しをした。勝ち点3をもぎとりたい」、FW小林も「ホームで勝ち点3を取ることが予選突破につながる」と意気込みを語った。

 10日の富士ゼロックス・スーパー杯は、セレッソ大阪に3失点を喫し今季初タイトルを逃した。昨季、優勝の原点となった守備部分はミーティングで修正。鬼木監督は「原点回帰し、球際、攻守の切り換えを口だけでなく、行動で示すことが第一歩。やるべきことをやればいい結果になる」と話した。右足太もも裏を痛めていたDFエウシーニョは先発復帰が濃厚。昨年の浦和戦でレッドカードで一発退場となったDF車屋紳太郎は出場停止のため、DF登里享平が先発に名を連ねる見通しだ。