J1柏レイソルは5日、明日に控えるACL1次リーグ傑志(香港)戦へ向け、ホームの日立柏サッカー場で調整した。

 雨の降る中、約1時間パス回しなどを行った。4チームで戦うACL1次リーグでは、ここまで1分け1敗のE組3位。2位以内のグループ突破へ向け、ホームでの取りこぼしは許されない。

 下平隆宏監督は「(グループ突破へ)苦しい状況ですが、明日をしっかり勝てば、まだ突破の可能性は広がると思う。まずは勝利すること、勝ち点3をしっかりとることを目標に戦いたいと思います」と意気込んだ。相手の印象については「各ポジションにクオリティーの高い選手がそろっている。特に前線の選手はスピードがあって、カウンターには気をつけないといけないと思います」と話した。

 傑志にはC大阪で14年から1年半プレーした経験を持つ元ウルグアイ代表FWフォルランが1月に加入。香港リーグ5試合5得点と好調を維持している。前日会見に出席したGK中村航輔は「(フォルランは)世界的な選手で、誰もが知っている選手であると思う。ゲームの流れを変える選手で、右足も左足もとても脅威であると思っています」と警戒した。

 チームは2日のリーグ戦で横浜に2-0で完封勝ちし、公式戦4試合ぶりの勝利をつかんだ。それまでの3試合では全て後半に失点するなど、守備面に不安定さがみられた。中村は「横浜戦ではチームが一丸となって0に抑えるということができたので、良い流れを継続しなければいけない。それを明日の試合で結果で示したいと思います」と力を込めた。