ヴィッセル神戸が、ベガルタ仙台から加入したMF三田啓貴(27)の移籍後初ゴールと、FW渡辺千真(31)の今季リーグ戦初ゴールで横浜F・マリノスに逆転勝ちした。

 スコアレスで迎えた後半13分、横浜が先制した。左サイドのMF天野純からの横パスを中央で受けた、カメルーン代表MFオリビエ・ブマル(28)が、左足の1タッチで立ちはだかるDFの股を抜くと、そのまま抜け出して左足で決めた。

 後半22分、神戸が追いついた。FW大槻周平が左サイドを強引に突破し、DFに寄せられながらも送ったパスを、三田が押し込んだ。同34分には右サイドを抜け出した渡辺が、元日本代表DF中沢佑二の頭上を抜くループシュートを決めた。後半ロスタイムには、三田がドリブルで独走しGKと1対1になるが、枠を外した。直後に終了のホイッスルが鳴り、神戸が勝利。一方、横浜は1分けの後2連敗とリーグ戦の未勝利が3に延びた。