J2アルビレックス新潟は今日16日のルヴァン杯1次リーグ最終の第6節、横浜F・マリノスとアウェーのニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。勝てばプレーオフステージ進出が決まる一戦。今季横浜から移籍のGK田口潤人(21)が新潟デビューを果たす。下部組織から過ごした古巣を相手に勝利に貢献し、成長した姿を見せるつもりだ。

 気負いはない。「やってきたことをピッチで出すだけ」。田口は平常心だ。GK大谷幸輝(29)が首の負傷で離脱し、出番が回ってきた。今季はルヴァン杯2試合にベンチ入りしたが、公式戦出場はゼロ。それでも「練習でのポジショニングは良くなっている。そこからいいリアクションをしたい」と磨いてきたシュートストップには自信がある。

 横浜にはジュニアユース、ユースと所属し、15年にトップ入りした。ルヴァン杯の組み合わせが決まった時点で古巣対戦を目標にしていた。前回ホーム戦(4月4日)では横浜のスタッフから「潤人と対戦したかった」と声をかけられ、モチベーションは一層高まった。「新潟の一員として、勝つことに集中する」。強い気持ちをあらわにした。【斎藤慎一郎】