17歳がアピールに燃えている。北海道コンサドーレ札幌は今日16日、ルヴァン杯1次リーグ最終戦、清水エスパルス戦を札幌厚別で戦う。

 15日は札幌・宮の沢で前日練習を行った。札幌U-18所属で公式戦出場可能な2種登録選手のDF中村桐耶(17)がミニゲームの主力組でプレー。初先発の可能性が高まり「一番のアピールチャンス。試合でどれだけやっていけるか」と力を込めた。

 チームは前節甲府戦で敗れ、プレーオフ進出の可能性が消えた。それでもトップ昇格を目指す高校3年生にとっては、存在感を示す貴重な一戦だ。同大会でこれまで2試合に途中出場。「もしスタートで出たら入り方が普段と違うので」と気持ちを引き締める。手応えもある。186センチの長身を生かし「空中戦は他の選手に負けている感じはなかった」と過去2戦を振り返った。

 ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「消化試合になるが自分たち、クラブ、応援してくれるサポーターのために誇りをかけて戦いたい」と約束。2種登録3選手で唯一起用されてきた中村は「いろんなことに挑戦したい」と意欲を高めていた。【保坂果那】