アルビレックス新潟はFC岐阜に逆転負け。9位から暫定11位に後退した。

 波に乗れないチームにあって、孤軍奮闘しているのがルーキーのFW渡辺新太(22)だ。前半10分、ゴール前のこぼれ球を拾って先制点。自身2試合ぶりのゴールは今季5得点目。FW河田篤秀(25)の4得点を上回って、チームトップになった。「チャンスは必ずあるので、そこで決めればいい」。ボールを持ったらゴールを目指す。その姿勢を貫く。

 この日の新潟は13本のシュートを放ったが、ペナルティーエリア内でパスを選択するなど、消極的なプレーも目立った。その中にあって、渡辺新はチーム最多タイの3本のシュート。積極的なプレーで結果を出している。「勝ちにつながるゴールを決めたい」。ルーキーが低迷する新潟の上昇のカギを握る。