アウェーで17戦連続無敗を続けてきた川崎フロンターレが敵地で浦和レッズに敗れ、連勝が4でストップした。

 堅い守りからカウンターを狙う浦和の術中にはまり、前半7分に失点。エースFW小林悠(30)が前半31分、同37分、後半21分と相手GK西川周作(32)との1対1の決定機を迎えたが決めきれなかった。

 小林は「チームとしていい戦いができていた中、自分の責任だと思う。個人として力が足りなかった」とエースの責任を口にした。だが、外してもボールを要求しシュートを打ち続けたことをポジティブにとらえ「今までも自分は、責任感ある試合で外して成長してきた。ここからが成長」と自らに言い聞かせた。

 鬼木達監督は「立ち上がりに、少し簡単に失点してしまったのが重くのしかかった。点を取るか取られるかが大事になってくるところで、しっかり守るところ、しっかり決めきるところの差が出た」とし、小林について「エースですし信頼して使っている。難しいゲームを決めてきた選手。そういう意味では今日は彼の日ではなかったかもしれない。そこでまた、次に向けて切り替えて欲しいと思っています」とねぎらった。