柏レイソルFW伊東純也(25)は、ベガルタ仙台に敗れ、5月5日のジュビロ磐田戦から泥沼のホーム5連敗となったことについて聞かれ「ホームで、と言うより、ずっと勝てていない」と吐露した。

 伊東は前半8分、FW瀬川祐輔(24)からのパスを受けると、ペナルティーアーク付近からシュートを放ったが枠を外した。同33分には、ペナルティーエリア内で切り返してDF平岡康裕にかわしにかかったものの、かわしきれずに放ったシュートは勢いがなくGKにキャッチされた。

 シュート数は13対13とほぼ同数で、前半は押し込んだが決めきれなかった。後半も攻勢を強めたが、逆にカウンターから失点した。伊東は「前半、良い形で攻めている時にチャンスはあったし、決めていれば試合は違った。それが出来なかったとしても、しっかり守って、もっと自分たちのペースでやれたら良かった。後半、1チャンスでやられてしまった」と反省した。

 前節5日にアウェーで北海道コンサドーレ札幌に2-1で打ち勝ち、連敗を4で止めたが、いい流れを作ることは出来なかった。伊東は「この前、たまたま勝っただけと思われないように、しっかり勝たないといけない」と現状を見つめた。

 前半、シュートを2本打ちながら不発に終わった江坂任(26)は「点が取れなかったので勝てなかった。前半、悪くなかったと思う。後半、うまくいかなかった」と振り返った。ホームの声援が、逆にプレッシャーになるか? と問いかけられると「それは、ないです」と即答。そして決めきれず、カウンターを食らって敗戦が続く現状について「そうなんで…自分の責任かなと思います」と悔しさを吐露し、後にした。【村上幸将】