首位サンフレッチェ広島がサガン鳥栖に完封負けし、3試合ぶりに黒星を喫した。0-0の後半31分、日本代表DF佐々木が、ファウルで直接FKを与え、ここから決勝点を献上。チームも鳥栖の堅守を崩せなかった。佐々木は「反省を積み重ね、次の試合にいいコンディションで臨めるよう準備していくことが大事」と懸命に前を向いた。

日本代表MF青山を司令塔に、左サイドバックの佐々木も積極的にカウンター攻撃に参加。森保ジャパンで活躍した2人を軸に、ゴールに迫った。広島時代の森保監督の“秘蔵っ子”だった佐々木は11日コスタリカ戦で、相手のオウンゴールを誘発するヘディングシュートで先制点に絡んだ。この日も、弾丸ミドルシュートなどで会場を沸かせたが、不発に終わった。

直近7試合で7得点で前節まで得点ランクトップだったFWパトリックも沈黙とあと1点が遠かった。【菊川光一】