横浜F・マリノスのポステコグルー監督は、ミスからの失点を悔やんだ。試合後、「前半は自分たちのサッカーができたが、残念な結果になった。後半はあまり主導権を握れずに、ミスから苦しい展開になった。最後まで諦めずに戦ったガンバの選手をほめたい」と振り返った。

前半36分にFW仲川輝人(26)の3試合連続ゴールで幸先よく先制するも、後半26分に自軍でのパスミスからボールをつながれ、最後は途中出場のFWファン・ウィジョ(26)に決められて同点。41分の決勝点も、FKからつなごうとしたボールを相手に拾われたことが発端だった。

先制点をアシストしたMF天野純(27)は「前半は圧倒できていたが、後半は相手もシステムを変えて、ミスが続いてしまった。もうちょっと自分たちのサッカーができればよかった」と唇をかんだ。

DF山中亮輔(25)は「前半の戦い方は悪くなかった。(後半は)相手の圧力に負けてしまった。1失点目は完全に僕のパスミスから。反省して、あそこで(ボールを)受けることを怖がらずに、逃げずにやっていきたいと思います」と前を向いた。

チームは27日に湘南ベルマーレと激突するルヴァン杯決勝も控える中、後半19分にはMF遠藤渓太(20)が左足を痛めて途中交代するなど不安要素も出てきた。遠藤は試合後「(詳細は)明日、検査します。(ルヴァン杯は)諦めるつもりはない」と話した。MF扇原貴宏(27)は「気持ちを切り替えて、タイトルをとれるチャンスがあるので、負けを引きずらないようにもう1度ひとつになっていきたいと思う」と気を引き締めていた。