川崎フロンターレが伏兵の活躍でFC東京に快勝した。

川崎FはエースFW小林悠(31)が左眼窩(がんか)底骨折の手術を受け、司令塔のMF大島僚太(25)も左ふくらはぎ肉離れで今季絶望。1トップには小林の代わりにFW知念慶(23)が入り、ボランチには川崎Fユース出身のMF田中碧(20)がリーグ戦初先発を務めた。

前半19分、1トップに入った知念のゴールで先制すると、後半5分にはMF長谷川竜也(24)が知念のシュートのこぼれ球を頭で押し込み追加点。横浜F・マリノスと並び得点もリーグトップタイの55得点となった。

鬼木達監督は「守備のところでは前から行き、攻撃のところはチャンスで前に行き、自分たちらしいサッカーをした」と振り返った。初先発の田中に「自信を持ってプレーしていて良かったと思う」と話し、得点した知念と長谷川については「知念に関しては得点シーンだけでなく、前から追う、体を張る部分で今シーズンから徐々にできるようになってきた。彼の持ち味を出せてよかったと思う。(長谷川)竜也に関しては、この2週間、彼らしいプレーが出ていた。(ゴール前に)入っていくところもやっていて彼らしいゴールだった」と目を細めた。