Jリーグの浦和レッズは26日、MF平川忠亮(39)が現役を引退すると発表した。12月1日の最終節FC東京戦(埼玉スタジアム)後にピッチ上で、挨拶などセレモニーが行われる。

平川は静岡・清水商高(現清水桜が丘高)、筑波大を経て2002年から浦和一筋でプレー。J1通算335試合で9得点をマークした。06年のJ1制覇、07年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝などに貢献した。

平川はクラブを通じて、以下のコメントを発表した。

「今シーズンをもって、引退する決断をしました。ファン・サポーターのみなさんをはじめ、ホームタウンやパートナー企業のみなさんなど、本当に多くの方が僕や浦和レッズを支えてきてくれました。チームメートやチームスタッフ、そしてクラブも含め、すべての方に感謝しかありません。

17年のプロサッカー人生というのは、自分の想像をはるかに超える期間でした。やりきった思いが強く、一つの後悔もありません。そして、浦和レッズというクラブで過ごせたことは、本当によかったと感じています。

今後については、クラブと一緒にどのような形がよいか考えているところです。また、あらためてご報告できればと思います。

浦和レッズのファン・サポーターは、温かいサポートをするだけではなく厳しい面もありました。でも、それが自分の成長につながったと思っていますし、あらためて、みなさんには感謝を伝えたいです。

最終節の試合後には、みなさんに挨拶をさせてもらうことになると思いますが、湿っぽくはしたくありません。ぜひ、みなさん、スタジアムにお越しいただいていつもどおり共に戦い、勝利を勝ちとりましょう」