Jリーグは1日、今季の登録選手を発表した。選手数はJ1が570人、J2が655人、J3が401人で合計1626人。最年長はJ2横浜FCのFWカズの51歳11カ月6日で、J1は磐田MF中村俊輔の40歳7カ月8日だった。プロA契約25人枠内であれば登録人数制限のなくなった外国籍選手は昨季から23人増え、過去最多の183人。16年に1人しかいなかったスペインが11人となり初めて2桁を突破した。(人数、年齢は1日現在)

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リーグ最年長は今年もこの人、2月に52歳になるJ2横浜FCカズだ。同じく51歳でJ3最年長の沼津FW中山雅史とともにJリーグを盛り上げていく。最年少は1日にトップチーム登録が発表されたJ1横浜ユース所属のGK寺門陸で、昨季のJ1最年少だった東京(当時)のMF久保建英の16歳7カ月28日より若い16歳2カ月9日。まだ高校1年生ながら、クラブの高い期待がうかがえる。

外国籍選手は、過去最多だった昨季の160人を更新する183人となった。今季からプロA契約25人枠内で外国籍選手の登録人数制限がなくなった影響もあるとみられ、各クラブが積極的に助っ人獲得へと動いた結果が数字にも表れた。国別最多のブラジルは昨季から21人増えて86人に。注目は16年にたった1人しかいなかったスペイン勢が、昨季の6人から5人増えて11人となり、ついに2桁を突破。昨夏、J1神戸へ加入した同国の世界的スターであるMFイニエスタを筆頭に、神戸は今季も元スペイン代表FWビジャを獲得。J1鳥栖にも元バルセロナのMFクエンカが加入するなど、その勢いは加速している。

Jリーグ提携国では、5年ぶりのマレーシア人選手となるFWファイヤッドがJ2岡山に加入。日本とも対戦した昨夏のアジア大会では、U-23マレーシア代表の背番号10を背負っていた逸材で、そのプレーに注目したい。