J1大分トリニータの新加入MF島川俊郎(28)が、8年越しとなる古巣への恩返し弾を放った。2日、宮崎県延岡市の西階陸上競技場で行われたベガルタ仙台との練習試合(45分×4)にボランチとして先発出場。1-1で迎えた2本目31分、ドリブルで前線に駆けあがると右サイドから折り返されたボールを右足でゴールど真ん中へ突き刺した。

09年に柏ユースから仙台入り。以後、J2東京V、JFL秋田、J2山口、栃木、甲府と5チームを渡り歩き大分に。練習試合ながらJ1のステージで古巣との対戦となり、渡辺晋監督(45)初め、MF梁勇基(37)、関口訓充(33)、富田晋伍(32)らお世話になった先輩にあいさつし旧交を温めた。

試合後「知っている選手、スタッフに会えて懐かしかったです。仙台に在籍していたときは何もできなかったので、ここで成長した姿を見せられてよかったです」と感慨深げに振り返った。