ヴァンフォーレ甲府や名古屋グランパス、大分トリニータでプレーしたブラジル出身のダニエル氏が10日に死去したと、プロとしてデビューした地元クラブのカボフリエンセが公式ツイッターで発表した。

36歳だった。大分在籍時にがんと診断されたことを発表。15年には主将を務め、翌年にはJ3優勝に導いたが、シーズン終了後に現役を引退した。その後は闘病生活を続けながら指導者となり、昨年はカボフリエンセのU-17コーチとU-20のアシスタントを務めていた。

Jリーグ最初のクラブとなった甲府は「ダニエルの勇姿を私たちは忘れません」と発表。12年からプレーした名古屋では「名古屋でともに闘った日々を私たちは忘れません」。最後のプロクラブとなった大分も「真面目で優しく、チームメートやスタッフからとても愛された選手でした」と追悼した。