J2アルビレックス新潟は12日、クラブハウス隣接のピッチで午前、午後の2部練習をした。前節のホーム柏レイソル戦で今季初のベンチ入りを決めたMF渡辺凌磨(22)が、攻守に気持ちを乗せたプレーを見せた。前節はピッチに立つ機会は訪れなかったが、運動量あふれるサイドアタッカー。午後の10対10のゲーム形式ではボランチの位置に入って攻撃にも、守備にも顔を出した。「守備から入って、いい形で攻撃につなげたい、と意識している」。昨シーズン途中にドイツ・ブンデスリーガ2部のインゴルシュタット04から加入して新潟2年目。攻守にアグレッシブな新潟スタイルを身につけて、今季の出場機会をうかがっている。

「ベンチ入りしたり、試合に出たり、ということはあると思う。コンディションだけは落とさないようにしたい」。ボランチの位置で練習すれば、守備を意識したプレーを積極的に身につけていくのがMF渡辺凌の真骨頂。「コンスタントに試合に出るようになれば、(個人成績の)数字もついてくる」と、まずは次節アウェー横浜FC戦(16日=ニッパツ)で今季初出場を狙う。【涌井幹雄】