初の日本代表入りした北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(25)が選出から一夜明けた15日、デビュー戦での初ゴールを宣言した。

この日は札幌市内でのチームの練習に参加。リーグ戦3試合で3得点を挙げた好調を維持し、森保ジャパン定着を狙う。

日本代表としてのスタートラインに立った鈴木が与えられたチャンスをものにする。発表から一夜明け、早くも先を見据えていた。「FWなのでゴールを取ることが目標。代表に残るためには結果を残していけば、おのずとまた呼ばれる可能性が増えてくると思うので」。1度の選出で終わらせない。求められる仕事をこなしてインパクトを残す。

不在のエース大迫を脅かす存在となる。「自分には自分の良さがある。そこで勝負する。背後に抜けるスピードやドリブル突破を見せたい」と、闘志を燃やす。今季加入した札幌で3試合3得点と好調な決定力を代表戦でも発揮できれば、十分に対抗できると信じている。

北海道でのフィーバーを、力に変える。クラブから20年ぶり2人目の代表入りに、札幌・宮の沢の練習場には道内の全テレビ局ほかメディアが集まり、お祭り騒ぎとなった。普段はクラブハウス前で行う取材対応が、急きょ室内で場所が設けられた。6台のテレビカメラを前に「すごい期待されているのが伝わってくるし、その期待に応えたい。札幌でやってきたことを代表でもできたら」と誓っていた。【保坂果那】