ベガルタ仙台は湘南ベルマーレに2-1で敗れ、最下位に転落した。

前半のシュート数は湘南の10本に対しわずか1本。立ち上がりから圧倒され、防戦一方となった。2点ビハインドで迎えた後半40分に途中投入されたFWハモン・ロペス(29)の今季初ゴールで1点を返すのがやっと。リーグ戦3連敗、4戦勝ちなしとなった。

球際の激しさ、走力、戦う姿勢の部分で相手が上回っていた。0-1で折り返した後半からMF吉尾海夏(20)、FW阿部拓馬(31)を投入し、ゴールへ向かう推進力をアップさせたが、実らなかった。渡辺晋監督(45)は「前半の45分間はチームが眠っていたような姿を見せてしまった。後半に見せた自分たちのサッカーをより高め、中断期間でトレーニングしていきたい」と振り返った。MF蜂須賀孝治(28)は「ミラーゲームの典型で1対1で1人外されるとやられてしまう。後半はリズムよくできていたので、もったいなかった」と唇をかんだ。