J2で好調のFC琉球は30日、本拠地の「タピック県総ひやごんスタジアム」で行われるレノファ山口戦の前座試合で「比嘉さん」VS「比嘉さん」を開催した。

ユニークな企画が試合前に行われた。クラブの競技運営担当でもある比嘉広報が、自身と同じ名前の「比嘉」さんだけで試合をする夢プランを企画。24日から「比嘉」さん22人(男女問わず)を募集した。

無事、比嘉さん集めに成功。前座試合は22人が参加して決行された。大型スクリーンには「比嘉さん選抜」VS「比嘉さん選抜」と表記。選手全員の名前が「比嘉」さんで並んだように見えた。だが、よく見ると一番下に「濱比嘉」さんがいた。

基本的に名前は左詰めで表記される。クラブは苦肉の策だったのか、濱比嘉さんの加わったチームのみ、その他10人の「比嘉」さんの前に1文字文のスペースを空け、右詰めで記載。11人全員が一見、「比嘉」さんに見えるような工夫が施された。

厳密には1人だけ「比嘉」さんではなかったが、クラブ公式サイトで、担当の比嘉広報は「比嘉さん前座試合集まりました。これで新米広報も一安心。ありがとうございました」と感謝。「比嘉」さんだらけの大型スクリーンの写真とともに掲載した。