川崎フロンターレは蔚山(韓国)と引き分けた。上海上港(中国)がシドニーFC(オーストラリア)と引き分けたこともあり、1次リーグ突破に望みをつなげる引き分けとなった。

エースで主将のFW小林悠(31)が、前半8分に今季初ゴールを決め先制したが、CKとスローインの流れで2失点。それでも、後半開始から出場したFW知念慶(24)が1-2の後半37分に同点弾を決め、粘りを見せた。当初はFWレアンドロ・ダミアンの得点とアナウンスされていたが、公式記録で後に知念のゴールに変わり、公式戦5戦連発となった。後半は相手を圧倒し、知念は「勝ちきりたかったのが本音ですが、内容は次につながると思います」と手応えを口にした。

戦列に復帰したMF中村憲剛は「失点はもったいなかった」とした上で「チャンス自体はつくれていた。同点に追いついてからも逆転する雰囲気はあった。ホームで勝ち点1で良くはないですが、最後、追いついて、下を向かずに(勝ち点を)積み上げたというのは次につなげなければいけない。みんなで進んでいくしかない」と振り返った。エースの待望の一発に、38歳のベテランは「よかったと思います。あからさまに動きも軽やかになったんで(笑い)。これからどんどん点を取ってくれると思うし、チームとしても彼にどんどん、取らせる形にしていければ」と話していた。