ガンバ大阪の宮本恒靖監督(42)が、18日のセレッソ大阪との「令和初」大阪ダービーを浮上のきっかけにする決意を新たにした。前節は最下位サガン鳥栖に1-3完敗で、7戦連続勝ちなしと低迷。17日の練習は非公開だったが、サポーターからは、恒例の激励を受け「ダービーという大事な試合に向けて集中力を高めたい」と気合を入れた。

ベテランのMF遠藤も「サポーターの方々もそういう(ダービーの)雰囲気をつくってくれる。監督も意識しているだろうが、選手としても負けられない。先にペースをつかんで、常に先手をとっていきたい」。今週は守備面で修正を図ってきた。遠藤も「しっかりいい守備から」とまずは守りに重点を置く。

今季ホームでは、6戦勝ちなし(2分け4敗)。宮本監督も「(ホームで勝てないのは)想像したものとは違う。そこは残念なところ」と最大の誤算にあげる。その流れも、このダービーでぶった切る。「上がっていくきっかけの試合にしたい」という言葉に力をこめた。【実藤健一】