浦和レッズ-湘南ベルマーレ戦の前半31分、湘南DF杉岡大暉(20)のシュートは右ポストに当たってネットも揺らし、完全にゴールラインを割ったが、これを山本雄大主審ら審判団がノーゴールと判定。猛抗議にも判定は覆らなかったが、怒りを力に替えた後半の怒濤(どとう)の3得点で、完全アウェーの埼玉で大逆転勝利をおさめた。

湘南MF梅崎は判定について表情を変え「逆転したことを美談にしてほしくない。正直、腹立たしい」と語気を強めた。当事者の杉岡も「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は物議を醸しているかもしれないけど、ゴールライン・テクノロジーは来年からでも導入してほしい」と訴えた。