前節までで13位のヴィッセル神戸は同7位の横浜F・マリノスに大敗し、クラブワーストとなるリーグ7連敗を喫した。

前半31分に先制点を献上。東京オリンピック(五輪)世代のMF遠藤渓太に左サイドからドリブルで切り込まれ、FWマルコス・ジュニオールに右足ダイレクトで決められた。後半途中からはMFセルジ・サンペールが途中出場も流れを変えられず。22分にFW李忠成、38分とロスタイムにMF三好康児と、途中出場の2人に追加点を奪われた。4点差となってからFWウェリントンが1点を返すも、焼け石に水だった。

先発した元スペイン代表FWダビド・ビジャは裏のスペースを狙う動きを再三見せるも、効果的なパスは受けられず。FWウェリントンとの強力2トップも個の力に頼る部分が多く、前線でキープしてもカバーの遅れで孤立するシーンが目立った。

この日は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが2試合ぶりにベンチ外。また元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキも4試合連続でベンチを外れた。世界的名手をそろえるも、安定した出場がままならない状況のまま苦境が続いている。